ブラウザやYouTubeの広告ブロッカーは何を使ってますか?
単純な広告ブロックならAdblockやGhostery、YouTubeならEnhancer for Youtubeあたりが一般的だと思いますが、YouTubeは広告ブロッカーをブロックするためのアンチ広告ブロッカーの展開に力を入れており、Adblock PlusやuBlock Originといった広告ブロッカーがYouTube上で機能しなくなっています。
そんななか、YouTubeで問題なく使えることをウリにした「FadBlock」が登場しました。
YouTube広告は動画再生を始める前にAPIをチェックし、サーバーは以下のように広告を再生する命令を送信します。
"ads": [ad1, ad2, ad3],
広告ブロッカーはこの再生する広告の中身を
"ads": [],
と空白に置き換えることで、広告が再生されなくなる仕組みです。
ところが2023年頃よりYouTube側で対策が実装され、いまではほとんどの広告ブロッカーが機能しなくなりました。
そこで、満を持して登場したのがFadBlockです。
FadBlockはプログラムを書き換えるのではなく、読み込みを終了時点まで早送りする(動作プロセスは100ミリ秒以下で実行される)ことで、あたかも広告をブロックしたかのように挙動するため、ほぼストレスを感じることなく動作が中断されることもないとアピールしています。
広告をブロックするのではなくプログラムの挙動を理解した上で、システムをハックするまさに目からウロコの方法ですね。
FadBlockはブラウザのアドオンとしてインストールすることで有効になります。
参考 FadBlock: Friendly Adblock for YoutubeChrome ウェブストア
※アドオンのインストールは注意事項をお読みの上、自己責任でお願い致します。万が一FadBlockのインストールにより不具合がありましても責任を負いかねますのでご了承ください
Firefox版のアドオンもローンチされているとのこと。
スマホのブラウザはデフォルトで広告ブロッカーが実装されているBraveを使うのもひとつの方法かもしれませんね。