しまなみ海道サイクリングで気をよくしたせいでしょうか、琵琶湖岸を自転車で走りたい欲にかられ行ってまいりました。
琵琶湖は滋賀県が誇る日本最大の湖で、その周辺は全長約200キロ。
電動アシストがあれば自転車でいけるじゃーん!と思いましたが、先日走ったしまなみ海道は尾道から大三島までで距離にして約45キロ。
海に囲まれた美しい島々で海鮮には目もくれず、ピザを食べたり躊躇なくバスに乗ったりした反省から、次はもう少し頑張ろうと思いましたが、100キロ超えはどう考えてもムリ。
そこで、近くにある余呉湖をサイクリングすることにしました。
一周が約6キロ。
早春の静かな湖岸は景観も美しく、ゆっくり散策する人たちもいるなか、われわれは凝りもせず電動アシスト自転車をレンタル。
「傾斜もあんまり無いし、普通の自転車でいけるよ!」
レンタサイクルのおじちゃんが何度も念を押すのを振り切って、文明の利器を貪る怠惰な観光客がいるのでしょう。
諦めと嘲笑が混ざりつつも口調だけは客に対するそれで対応されました。
あまりにも距離が短いため、余呉湖の周りを自転車で走る人があまりいないのでしょう。
電動アシスト自転車は台数に限りがあり、なにひとつ審議もなされないまま、ボクだけ普通の自転車に載ることになりました。
序列なのでしょうが、世の中の不条理を感じる瞬間ってそこここにあるものですね。
ちなみに余呉湖のレンタサイクルは、電動アシスト付きが1日¥1,000で普通のは¥500。
16時までに返却する条件ながら破格ですね!


湖畔の食事処で若干旬を過ぎたワカサギの天ぷらと、おでんや地野菜などをいただきました。

宿泊は琵琶湖岸で。
対岸が見られる余呉湖と打って変わって、琵琶湖の景色は海かと見まごうばかり。

翌朝はコーヒーを飲みたかったのですが、ホテルはやっぱり高すぎて付近をうろついてみたところ、営業時間が「10時 〜 日没まで」みたいな香ばしいカフェ(喫茶店?)を発見。
書かれている通り、相対時間で営業する仕様らしく、10時というのも日本時間ではなかったようで、しばらく入口でアピールしてみましたが、ついにコーヒーを飲むことはかないませんでした…。
琵琶湖の周りは驚くほどコンビニもないので、カフェイン中毒のみなさま、お気をつけください。
この冬の自転車体験を通して感じたことは、「もう人力には戻れない!」ということです。
こうやって人は文明やテクノロジーに飼いならされていくのですね。
ガチのロード・クロス勢のみなさま、電動自転車に手をだしたらもう引き返せないですよ!