フィフス・ボイス

いや、べつにフィフスエレメントやシックスセンスにかけてウマいこと言おうとしてスベったんじゃアリマセン。

はじめから狙ってたから。
ホントだから。

と枕はここまでにして、いつものようにマジメに話したいと思います。

タイトルを表す「天使の声」と呼ばれる現象をご存知でしょうか?
花澤香菜さんや上田麗奈さんの声のことではないですよ。

古来、大聖堂で演奏や合唱をしている時に、本来聞こえるはずのない音や声がしばしば聞こえてくる現象があり、「天使の声」などと呼ばれていました。

これを紐解くカギは倍音共鳴と音響心理学。

倍音とは
鳴っている音のいちばん低い成分(基音)の整数倍の周波数を持つ音のこと

多声楽の演奏ではハーモニーを作る際に新しい倍音が生じ、これが別の音程として聴こえることがあるのです。

また、ヒトの脳は「1つの音源から発生する音は1種類」と認知するため、音源数以上の音が聴こえる現象に対して脳が整合性をとるため、人智を超えた存在を当てはめたのではないかといわれています。
※諸説あります

民族学には非合理的な事象に対し、近代的な理性とは異なる形の受け入れ方が妖怪の出自であるという考え方がありますが、不可思議な現象に神秘的な名称を与えてくれた先人のセンスに畏敬の念を抱かずにはいられません。


 


 

世界にはさまざまな歌唱法がありますが、本邦で倍音といえば嚆矢とされるのが民謡。

そんな民謡をベースに超高度ネットワーク社会のソリッドな空気と、肉感的でエスニックなパーカッションが高次元で融合した珠玉の傑作がこちら。

『傀儡謡 怨恨みて散る』


西田和枝社中 『イノセンス オリジナル・サウンドトラック』曲:川井憲次 2004年

エキゾチック or 和風 の安易な二元論に寄らず、民族楽器の新しい領域を拡張、大和言葉で書かれた歌詞に加え民謡では珍しいユニゾンによるメロディ。
濃密かつ重厚な美術にも圧倒されるアジアン(チャイニーズ?)ゴシックな世界。
プロダクションデザイナーは三谷幸喜監督作品でもお馴染み種田陽平さん。

続いては、そのハーモニーの神秘的な響きがダイレクトに脳幹を刺激するブルガリアン・ヴォイス。

『Malka Moma』


Georgi Genov & Neli Andreeva (Philip Koutev choir)

和声学なんかではやっちゃダメーーといわれるクローズドな音程でガンガンぶつけていますが、響きはダメどころか耽美的かつ幻想的。
世界にはこんなに素晴らしいハーモニーがまだまだあるのでしょうね。

そして

何よりいちばんファンタジックすぎる点は・・・

この美しい響きのクワイヤが宗教歌や象徴歌ではなく、童謡や労働歌といった位置付けだということ。
内容も日常的なことを諳んじています。

例えば『笛の音』という曲の歌詞は

笛の音が聴こえるよ お母さん 上からも 下からも 村の方からも
見てくるわ お母さん ちょっと聴いてくるよ
愛しい人よ 愛しい人よ
うちの村の人なら 一夜だけ愛します
もしも あなたが旅人ならば 私は生涯の愛をささげるでしょう

 

楽音やハーモニーとして素晴らしいものが、必ずしも神聖なことを言っているとは限らないのデス。
世界はかくも広いのであります。

ボクが作る曲も、はじめは神聖・高貴を目指しているんですが……(以下略)

 

 



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