イドとポエム

銀色夏生(ぎんいろなつお)という詩人をご存じでしょうか。

90年代初頭にかけて、その作品はマージナルな感性を持つ女子中高生のバイブルであり、「ホットロード」(※)と並び思春期衝動のマクガフィンたる影響力がありました。

※別冊マーガレットにて1986年から連載され、集英社の少女漫画史上最速で100万部を突破した紡木たくの作品。
名前に「ゆ」がついた同級生をユッコと呼んだり、オキシドールで髪を脱色したり、タクティクスの香水が流行ったりもしましたネ

 

当時はストレートかつ甘すぎるポエムがどうしてもニガテで、周りの女のコたちがギャーギャー騒いでるのを冷ややかに眺めてただけ。
まぁ、恋愛が生活の中心にない者には響かなかっただと思います。

それなのに、自らすすんで買い求めた作品がひとつだけあるのです。

『Go Go Havenの勇気』(角川出版)がそれです。

なぜかって?

まずはこちらをご覧ください。


出典:ebook japan


壊れそうな繊細なオーラに満ち溢れた美少女。

コレ誰だか分かりますか?

 

 

なんと、デビュー前の裕木奈江さんです。


出典:裕木奈江 Twitter(@nae_auth)

 

虚実のあわいに浮遊する儚げなまなざし。

同じく10代だった自分には充分ナラティブで、詩がなくともタブローたり得たのであります(ゴメンなさいっ…)。

 

 

当時はLAギャル、コギャル、ヤマンバギャルとギャルファッション全盛の時代。

好きなタイプは裕木奈江などと言おうものなら「シュミわっるー!!」と女子から罵倒されもしましたが、裕木奈江さんが持つ「華奢で清楚、儚げな透明感、うるうるした目」は思春期男子にとって三種の神器であったことは想像に難くないでしょう。

 

出演作の影響から、あまり良くないパブリックイメージが先行してしまいましたが、発言などから感じられるのは芯の強さと聡明さ。
ただ可愛いだけのふわっとしたお人形さんではないのです。

拠点をロサンゼルスに移され国際的にも活躍。
アイスランド製ホラー『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』やクリント・イーストウッド『硫黄島からの手紙』、デビッド・リンチによるテレビシリーズ『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』にも出演しておられます。


参考
裕木奈江が振り返る「ツイン・ピークス」新シリーズ映画.COM

 

2年前のツイートで、自身が養女だったことに触れたうえで、このような発言をなさっています。

 

倉庫を整理していたら、パーソナリティを務められていたオールナイトニッポンを録音したテープが出てきました。

久しぶりに声を聴きたいと思ったものの、カセットテープを再生する機器がもう無い・・・。

断捨離強化月間(かってに)だけど、こればかりは手に入れねばならない使命という気がした麗月ながばであります。

 

 

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